ゴールドマン・サックスによるネット融資事業『マーカス』

20161016231103アメリカのゴールドマン・サックスグループマーカスというインターネットを活用した個人向け融資サービスを開始したそうです。投資銀行というイメージが強いですが消費者金融事業に参入するのにはアメリカの融資事情も背景にあるようです。アメリカでは、変動金利で融資商品の利率が変動したり、手数料がいろいろな名目で徴収されたりと、ユーザーからわかりにくいとされる問題がありました。

マーカスはこうしたわかりにくさを一掃したオンライン融資のシステムで、固定金利を採用し、手数料はありません。アメリカの消費者金融やクレジットカードユーザーにとってはちょっとしたインパクトかもしれません。
ちなみに日本のカードローンの場合は、銀行や大手消費者金融に限れば手数料を取っているところはほぼありません。保証料名目で金利以外の費用を最初に取られるケースもありますが、ほとんどの場合、手数料は金利の中に含まれているのが通常なので利用していてわかりづらさを感じることはないでしょう。

優良顧客層がターゲット

マーカスの融資対象は優良顧客層を想定しているとのことです。
クレジットスコアと呼ばれる個人の信用格付けのようなものが優良でありながら多額の債務を抱えている人をメインターゲットとしているそうです。ということは過去の融資利用実績が優良でなければ利用は厳しいかもしれませんね。

クレジットスコアリング(iFinance)

返済で延滞をしておらず、適度に借りてしっかり完済もしている、そんな人にしか融資をしないといった感じでしょうか。

融資額は最大でも3万ドル

20161108095230マーカスの融資額の最高は3万ドルということです。レートにもよりますが、日本円にしたら300万円前後ですね。日本の個人向け融資で限度額300万円というと一昔前の消費者金融の限度額の水準です。今ではどこの消費者金融も限度額は500万円、中には800万円なんていうところもあります。さらに銀行のカードローンともなるとみずほ銀行や住信SBIネット銀行のように融資限度額の最高が1000万円レベルなんていうところもあります。
もともとの融資商品としての性格が違うので単純に比べても仕方ないですが、環境の違いですね。

利率は5.99%~22.99%

これは意外に高いですね。日本のカードローンとくらべても高いです。日本の場合は低いところだと三菱東京UFJ銀行や住信SBIネット銀行のように2%を切るところもありますし、高い方の利率も18%を超えることはありません。さらに言えば利息制限法や出資法により、20%を超える利率は法律で禁じられています。これも環境が随分と違うわけです。
マーカスはクレジットカード利用者の借り換えニーズを想定しているということですが、日本のカードローンとくらべてみるとさほど金利に魅力はないように思います。

マーカス
融資対象は優良顧客層
融資額は最大で3万ドル(300万円ちょっと)
無担保融資
返済期間2年~6年
金利5.99%~22.99%(固定金利)
手数料なし
柔軟な返済日設定


ちなみにマーカスとは投資銀行ゴールドマン・サックスを創業したマーカスゴールドマン氏が由来のようです。

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